カイゴ迷い道

アクセスカウンタ

zoom RSS やはり記憶になかった・・・

<<   作成日時 : 2010/02/23 22:23   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 12

午後7時ごろ、病院へ行き、母上と話し始めると、

看護師さんが病室へ入ってこられ、

看護師 「良かった、家族の方が来られて

私 「なにか・・・

看護師 「家族と連絡が取りたいって、病室から出てきてウロウロ

      されていたので・・・」

私 「そうですか。ご心配をおかけして・・・。

   おかあさん、毎日来るから大丈夫だからね」

母上 「 ま・い・に・ち

私 (やっぱり

私 「うん、毎日来てるよ」

母上 「へぇ〜

私 「覚えてない

母上 「うん 

そうではないかと思っていたのですが、

やはり母上の記憶にはございません・・・でした



そしてお定まりの「どうしてここにいるの?」問答。

今日は、骨折したと聞くと、

「当分、寝たきりやね」 「付き添いがいるのかな」 を連発。

その都度、「今、歩けるし、もうすぐ退院だから」と否定するのですが、

5分もたたないうちに、同じことを言います。

今日の日付と退院日も5〜6回、繰り返したかな


記憶力は、ここ数ヶ月で確実に低下しています。

ということは、認知症が進んでいるということかなぁ



ここからは、実母のこと、私のひとりごとです。


今日は私の母の祥月命日でした。

母上にも告げてみたのですが『反応無し』でした。

9年前に亡くなった母のこと、母上は全く覚えていないのでしょうね。


母は、糖尿病を患いインシュリン注射をしていました。

子宮体ガンにかかり、手術をしたのですが、

その後の抗がん剤の治療は拒否。

それまで亭主関白の父のそばで、自己主張をすることもなく、

どちらかといえば、頼りなさげに見えた母ですが、

このときだけは、毅然としていました。

糖尿病で、それでなくても体がボロボロだった母は、

抗がん剤でQOLが下がるよりは、たとえ転移しても

命がある間、楽しく生きたいと、父と私に決意を語りました。

少しでも長く生きていてほしいけれど、母の人生だから、

母の意志を尊重すると、泣きながら納得した父と私でした。

それから2年間ほど、母は本当に楽しく生活していたようです。

その後、肝臓癌が見つかったのですが、

手術のできない場所、そして、快復の見込みのない進行状態。

前述の抗がん剤拒否の段階で覚悟はできていた母。

父と一緒にホスピス病院をさがし、申し込みに行きました。

そして、東京にいる姉たちや友人たちにお別れをしに父と共に行きました。

亡くなる2ヶ月前のことです。

帰って2週間ほどすると容態が悪くなり、ホスピス病院に入院。

医師からは「あと、2ヶ月ほど」と告げられました。

余命宣告は、本人、父、私の3人で聞きました。

母は、穏やかに、顔色ひとつ変えずに聞いていました。

ホスピス病院には父も私も毎日通い、

孫たちも学校の帰りに、ときどき寄っていました。

母は、いつも笑顔で、

どう考えても死を宣告されている人には見えませんでした。

入院してから1ヶ月半。

私 「また明日、来るからね」

母 「またね

翌日、母は朝になっても起きません。

眠ったまま、お昼過ぎに旅立ちました。



私のたったひとつの心残りは、

母に「生んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう」と

とうとう言えなかったこと。

言ってしまうと、今生の別れになりそうで、

言いたくてしかたがなかったのに、言い出すことができなかった



3歳のときに実母に死に別れ、顔も覚えていないと言っていた母。

その後、継母に厳しくされたそうです。


結婚後、2年ほどで姑が亡くなり、

狭い家に、当時中学生だった義妹を引き取って(私は1歳)

高校卒業まで育て、

その5年後には舅と同居。

その舅から、さんざんいじめられているのを私は見てきました。

15年ほど舅の世話をし、その間自分は糖尿病になりながらも、

舅を自宅で看取りました。


孫たちをとてもかわいがってくれて、

行くといつもおいしいご飯を作ってくれて・・・。

彼らは母のことが大好きでした。


今でも母のことを

息子は 「かっこ良かった」・・・(生き様・死に様のことです)

娘は 「優しくて、仏様みたいな人」と言います。

息子が高校生、娘が中学生のとき、68歳で亡くなった母ですが、

私や孫たちに大きなものを残していってくれたと感謝しています。



最後までひとりごとにお付き合いいただき、ありがとうございました。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村
いつも応援していただき、ありがとうございます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 13
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
セラさんこんばんは

お母様のお話うちの母親と重なる所が有り
読んでいて胸が痛いです
まだまだお若かったのに
覚悟の上とは言え余命を宣告される時の
みなさんの気持ち
どんなだったかと思うと余計にね

息子さん達が仰るように
本当に良いお母様だったのですね

命日に思い出話をしてあげて
お母様きっと喜んでおられますよ
kokoro
2010/02/23 22:57
kokoro 様
kokoroさん、こんばんは。

長いひとりごとを読んでいただき、ありがとう
kokoroさんのお母様の糖尿病、いつも気になりながら記事を読ませていただいています。
糖尿病は合併症がいろいろあるけれど、子宮体癌もそのひとつだそうです。
ときどき検査をなさってくださいね。

余命宣告のときは、医師の声が遠くから聞こえているような感覚でした。
母の穏やかな顔が、かえって哀しかった

でも母は、精一杯生き切ったと思います。
その姿を孫たちに見せてくれた。
最後のプレゼントだったと思っています。

思い出話を聞いてくれて、ありがとうございます
セラ
2010/02/23 23:16
こんばんは

お母さん若く亡くなっていたんですね。
最後まで良きお母さんおばあちゃんのままで旅立つ事が出来てきっと幸せだったと思いますよ。
私なら・・・きっと出来ないことです。
うちゃこ
2010/02/23 23:18
うちゃこ 様
うちゃこさん、こんばんは。

ひとりごと、読んでいただきありがとう
良き母、祖母の姿を私たちに残していけたのは、幸せなことだったと、今、思います。
きっと、私にも…できないことだと…。
セラ
2010/02/23 23:27
セラさん
こんばんは
お義母さま退院間近ですね。毎日病院に行っているのを忘れているって、認知症とわかっていても切ない。。
セラさんは本当によくやっているなぁといつも感心しています。私ときたら、ガミガミ怒鳴り合いで地獄絵のようです。
私は父の入院中、毎日病院に行くのも正直めんどくさくて自分に言い訳しながら行かなかったりもしてます。

セラさんのお母さまの話も読んでいて胸がぎゅっとなりました。。
お母さま、生き方に筋が通っていてすごくカッコイイ。
最後の2年は楽しく過ごされたとのことでよかったなぁと(私が言うのも変ですが)と思いました。
苦労だけの人生だと切なすぎる。。。

私の母も66歳で亡くなりました。
肝臓と大腸のガンで本人には最後まで本当のことを言わないままだったのですが、本人もたぶん気が付いていて、お互いなんでもない病気だよね、という芝居を続けた半年でした。でもそのせいで最後に好きなこともできず、友達にも会えず(会いたい人いない?などいうと癌だとばれてしまうので)、入退院を繰り返して旅立っていきました。

今でもあれでよかったのかな・・と考えています。
セラさんのお母様は自分の意思で決めることができたというのはよかったのですよね。きっと。

うちの父はたぶんもう自分の病気についてや残された時間をどう過ごしたいか?というような意思決定は出来ないようになってしまっているので、私は周りの意思で治療したり入院したり投薬したり。
父が脳症やボケがない時だったら、どうしたいと思ったかなぁぁといつも考えます。
panda
URL
2010/02/23 23:40
セラさん こんばんは。

お話を聞いていて・・・10年前に他界した
父をおもいだしました。

肺がんで、余命3ヶ月と宣告されましたが
父は 良くなりたい気持ちが強く 告知は
しませんでした。

もうあちらこちらに転移していて宣告通り
3ヵ月で逝きました。

母と交代で毎日看病したのに 朝早く誰に
看取られる事なく一人でいきました・・・

たぶん、苦しい顔を家族には見せたくなかったんだと
そう思うようにしました。

すみません、自分の事ばかり書いてしまい
うさぎ
URL
2010/02/24 00:03
panda 様
pandaさん、こんばんは。

義母がpandaさんのお父様のような状態だったら、私は介護放棄するか、ノイローゼになっているのではないかと思うぐらい・・・(ごめんないさい)
それを本当にpandaさんは、よくお世話していらっしゃいます。
いつも元気をもらっています。
義理の関係の方が、ある種、クールに見れるところがあると思います。
pandaさんの場合、少し距離を置いた方が良いときもあるので、無理をしないでくださいね。

母の最後の2年は本当に充実したときだったと思います。自ら選んだ生き方だから、あれで良かったのでしょう。

pandaさんのお母様、早くにお亡くなりになったんですね。
気付かないフリをしているのは、お互いの優しさ。
お母様、きっと納得して逝かれたんだと思います。

義母も人生のことを考える気持ちはないと思います。
呆けていくのは、それはそれで、痛みや死への恐怖が薄れて、良いのかもしれないと思ったりします。
本人が本当はどうしたいのかは、わからないので、こちらはずっと迷いながらですが…。
セラ
2010/02/24 00:48
お母様のこと読ませていただいて,じーんときました。本当にご立派な最期だったのですね。でも,60代で,というのはやはりちょっと残念でしたね。

ほんと,どうなんでしょうね〜?自分の母と義母を見ていて,しっかりしていても,病気のつらさや痛みに苦しむのと,呆けて痛みや死に対する恐れも感じない(本当のところは?ですが)のと,どっちが幸せなんだろうって・・・

お義母さま,もうすぐ退院ですね。1日でも長く穏やかな日が過ごせるといいですね。
Wilma
URL
2010/02/24 01:00
うさぎ 様
うさぎさん、こんばんは。

お父様、10年前にお亡くなりになっているのですね。
本人に良くなりたい気持ちがあるのなら、私も本当のことは言わないと思います。

3ヶ月、お母様と交代しながら看病なさったのですね。
お父様、喜んでおられたと思いますよ。

苦しい顔を家族には見せたくなかった・・・きっと、そうです。
お父様の優しさだったと思います。

亡くなっていく人は、残っている者にいろんな贈り物をしていってくれると思います。
その贈り物をしっかり受け止めて、大切にしたいと思います。

Wilma 様
Wilmaさん、こんばんは。

見事な逝き方だったと思いますが、確かに若すぎると悔やまれます。

私もときどき考えます。
呆けた方が、痛みや苦しみ、死への恐怖感が薄れて楽なんじゃないかって。
母は、強靭な精神力でそれらを乗り越えたんだろうけれど、私にはできないだろうし・・・。
案外、その人にあった引き際を、運命は与えてくれているのかもしれませんね。

穏やかな日・・・本当になにもない平凡な日が続くことの幸せを感じますし、続くことを願います。


セラ
2010/02/24 01:10
私自身 まだ親の死をいうものを想像できません。。。
人の死を感じる事によって人は精神的にも人間的にも大きくなると思います。
私はまだまだ甘いですねぇ。。。実感しています(-_-;)

ちょっと教えてほしいんですが
う○この臭いはどうやったら消えますか?
う○こ専用の洗濯機があるんで外の流し台で荒洗いしてから洗濯機に入れるんだけど 洗剤と柔軟剤くらいじゃ臭いが消えなくて。。。何か使ってらしたら教えてください。
humiyan
2010/02/24 11:02
セラさん、こんにちは。
実は午前中も来たのですが・・
母上さまの生き方に感動しちゃって
コメントが出来ませんでした
気をとりなおして再び来ました^^

ご家族さまとしては母上さまの選択に、さぞ心痛められたでしょうね・・お察しいたします。
父の時もダメだと解っていても手術してもらいました〜
本人の自覚はなく家族としては出来るだけのことはしてあげようと思って・・
でも母上さまのような選択肢もあるんですね。
kimama
2010/02/24 14:32
humiyan 様
humiyanさん、こんばんは。

親の死は、できるなら会いたくないけれど、順番だから仕方がないですね。
humiyanさんの笑って生きる生き方、立派です。
甘いなんてこと、ないです。

う〇この臭い…消えないですよね。
私も何を使っても、100パーセント納得するものはありません。
下洗い後、ワイドハイターEXパワーという漂白剤に、洗剤と一緒に30分ほどつけてから洗ってみたりしています。

kimama 様
kimamaさん、こんばんは。

何度もおいでいただき、ありがとうございます
母の決心を聞いたときは、涙、涙・・・でした。
でも糖尿病で手足がしびれ、歩くのもヨチヨチ。
疲れやすく、本当にしんどそうな母に抗がん剤投与は、無理だと私も思いました。

お父様のこと、できるだけの治療を…と思うのは、家族として当然だと思います。
母は、本人の強い意志があったので…。
セラ
2010/02/24 22:15

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
やはり記憶になかった・・・ カイゴ迷い道/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる